その他雑誌・書籍掲載 2005年2月1日 褥創とEBM EBM(EBN)は完璧か? 最近の褥創ケアはEBM・EBNと大変うるさく、全ての判断や行動が縛られ堅苦しくて仕方がない。何か間違っているような気がするが、どうだろうか。実は臨床現場からの直感が一番大切ではないかと思ってい …
その他雑誌・書籍掲載 2005年2月1日 体圧分散寝具の適正使用 褥創の予防は何と言っても体圧分散用具の使用に始るであろう。では、その選択と使用はうまく行えているのであろうか。 選択の基準 ステージI・IIとステージIII・IVの褥創で、エアーマットレスの選択を変える考え方が一般的で …
その他雑誌・書籍掲載 2005年2月1日 創部に水道水を使う <在宅では多いに勧められるが、病院や介護施設では勧めない> 創洗浄液として水道水は安全かというテーマで検討した論文が多く出てきている。ほとんどが米国からのものであるが、大部分の結論は安全に使えるというものである。臨床の …
その他雑誌・書籍掲載 2004年9月1日 気切部の消毒は不要 気管切開部(気切部)とは、皮膚切開をして作った気管との交通路です。外側は皮膚で、一番奥が気管粘膜です。粘膜と皮膚の間が瘻孔で、肉芽組織で被われています。 さて消毒ですが、気切部を消毒しようとする場合、その目的は気管内への …
その他雑誌・書籍掲載 2004年2月1日 傷を消毒しない理由 感染による創傷治癒障害 創傷が発生した場合、これに細菌感染がおこると細菌の出す毒素によって創傷内に微小血栓ができ、血流不全から組織壊死が進行します。また血流障害は、細菌を攻撃する好中球やリンパ球、あるいはマクロファージ …
その他雑誌・書籍掲載 2003年10月1日 褥創 発生機序 褥創(じょくそう=床ずれ)はお尻の仙骨部のように、骨が飛び出したところによくできます。寝た姿勢では、この部分が体重によって圧迫され続けるからです。骨と体表の間に挟まれた皮膚や皮下組織、筋肉などが長時間圧迫を受 …
その他雑誌・書籍掲載 2003年4月1日 褥創予防と治療における栄養の意義 断続的、あるいは持続的な圧迫によって傷ついた組織は、アポプトーシス(細胞の自然死)によって自己融解して新しい組織に常に置き変わります。この新しい組織を作ることを「蛋白合成作用」と呼び、逆に自己融解していくことを「異化作用 …