北日本新聞掲載 2021年1月7日 コロナでテレビ床ずれ 床ずれは寝たきりになり食事も十分摂れなくなった低栄養の方にできます。寝たきりになると筋肉が減って骨が飛び出してきます。そして骨と皮膚に挟まれた部分に血が通わなくなって床ずれになります。床ずれの予防は、寝たきりにならない …
北日本新聞掲載 2019年12月15日 口から食べるための科学 年齢とともに食べる量が減り、栄養状態が悪くなるのは当たり前でしょうか。実は多くの場合、予防することができるのです。「入れ歯が合わなくて外している」「飲み込むのに時間がかかって多く食べられない」「食べるとむせるので怖くて …
北日本新聞掲載 2019年5月19日 健康寿命を延ばす 60歳を超えると筋力が低下しやすくなり、75歳を過ぎるとガクッと体力が衰えると言われています。その結果、寝たきりになると健康寿命が終わります。この健康な状態から要介護状態へ移行しつつある状態は「フレイル(虚弱な状態)」 …
北日本新聞掲載 2018年12月16日 便秘に悩むあなたへ 硬い便が肛門に詰まり苦しい時、どうすればよいのでしょう。 水分は筋肉に蓄えられます。従って、女性や高齢者では筋肉が減少しており、すぐに脱水になります。余分な水は尿となって排せつされます。たとえ1リットルの水を飲んでも排 …
北日本新聞掲載 2018年5月20日 床ずれを正しく恐れる 床ずれは、寝たきりや下半身麻痺の方にできる、圧迫が原因の外傷です。座っていても寝ていても、同じ姿勢でいることは大変苦痛です。でも、身体を動かせないときや、神経障害や意識障害で痛みを感じないときなど、同じ姿勢をとり続けま …
北日本新聞掲載 2017年12月17日 冬も脱水予防を 寒くなるとトイレが近くなり、特に、夜おしっこに起きるのがおっくうになります。のども渇かなくなり、水分摂取量は減りがちです。ところが、冬場は暖房のある場所に居ることが多く、知らない間に汗となって水分が失われています。これ …
北日本新聞掲載 2017年5月21日 サルコペニアとメタボリックシンドローム 年をとって筋肉量が減り、同時に筋力や身体機能も低下した状態を「サルコペニア」と呼びます。サルコペニアでは運動不足と低栄養が重なっており、転倒や骨折がおこりやすく、病気からの回復力も低下し、死亡率が高くなります。 予防に …
北日本新聞掲載 2016年12月18日 肛門をいたわろう 忙しい日常の中で、水分はコーヒー1杯くらいで、毎朝便意がなくてもトイレに行き、息んで排便していませんか。これらは肛門に負担をかける行為です。 私たちの肛門の奥は直腸ですが、肛門と直腸は鋭角になっていて、直腸の便は漏れに …
北日本新聞掲載 2016年5月22日 栄養ケア・ステーションを活用しよう 高血圧や糖尿病、高脂血症などの治療の基本は生活の改善であり、中でも食事療法が最も重要であることは承知のことと思います。管理栄養士はその専門家で、病院で指導を受けられた方もいらっしゃると思いますが、食事療法は在宅でこそ必 …
北日本新聞掲載 2015年12月20日 手のキズの適切な処置 救急絆創膏は、大変重宝で、小さいけがをするとつい使っていますが、便利なものには落とし穴がつきものです。 救急絆創膏の内側には非固着性のガーゼが付いており、外面はプラスチック製の粘着テープになっています。密閉されていて外 …