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3 コメント
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山口千春
2020年11月17日 1:05 午前

アドバイス宜しくお願いいたします。
血流障害によって足指、踵に壊死が発生。
下肢切断の適応ですが、家族が拒否をされたとのことで、慢性期病院に入院してこられました。イソジンシュガーを使用し乾燥させたいと思っていたのですが、最近では悪臭、浸出液が多いようです。
どのような処置が適切でしょうか?
宜しくお願いします。

このサイトの管理者塚田
返信先  山口千春
2020年11月19日 2:16 午前

いろいろなご意見があるようですが、私個人的な意見ということで検討してみて下さい。
まず、悪臭がするとのことですが、たとえ血流が悪くても感染は直接的に命に関わります。悪臭があれば重度の感染と判断し、切開排膿手術を行います。家族の反対もあるため、ここはドレナージに徹し最小限の切開に留めます。
局所処置ですが、私は毎日洗浄を基本としています。十分量の洗浄液、実際には微温湯によるバケツでの温浴石鹸洗浄を行います。ドレッシング法ですが、私は動脈閉塞には原則的にゲーベンクリームを用います。多量に塗布し、固定は18G注射針で穴を開けたフィルムを貼付して固定します。毎日交換します。
ただ、この例では切開を行うと骨壊死が見られる可能性があります。骨壊死を伴う感染には、ユーパスタ軟膏を用い、食品用ラップでカバーします。これは純粋に密閉ということになります。動脈閉塞のある足潰瘍には、ユーパスタとラップは相性が良く、過度な乾燥はおこらず、適度な湿潤が保て、皮膚の浸軟もおこりません。しかも感染をコントロールしてくれます。
以上によって感染のコントロールをしつつ、創面の保護も行っていきます。うまくいけば、感染がコントロールされますので、感染徴候が無くなったら、ゲーベンクリーム+穴開きフィルムで行うと、潰瘍が塞がる例を経験しています。つまり、家族の望む切断を逃れる可能性があります。
以上ですが、検討してみて下さい。
一つ気になる点を。
足趾のみではなく踵部も壊死が進行とあります。膝の下に枕を入れることで、踵部にずれと圧迫が加わった可能性があります。理学療法士あるいは作業療法士に相談し、踵部のずれと圧迫を起こさないための、臀部から下腿にかけてのポジショニングを行って下さい。
基本的なことですが、血行再建ができるようなら、実施を検討します。

Last edited 2 月 前 by 高岡駅南クリニック
山口 千春
返信先  このサイトの管理者塚田
2020年12月8日 11:24 午後

私の説明不足の文に対して大変わかりやすく細かい部分までご指導頂きまして、本当にありがとうございます。

返信コメントを本日拝見しまして(申し訳ございません)早速明日から参考にさせて頂きたいと思います。

また、褥瘡の研修などがございましたら、是非参加させて頂きたいと思いました。

お忙しい中ありがとうございました。