かぜ予防に、うがいとマスクはやはり有効

2008年12月21日

 かぜは鼻水を介してうつることが注目されています。
 我々は知らず知らずのうちにしょっちゅう鼻を触る動物のようです。かぜをひいた人も鼻を触り、その手でいろいろなところに触れます。逆に、いろいろなところを触った手で知らずに鼻を触るので、これが原因でかぜはうつるようです。
 うがいはかぜ予防に効果があると報告されました。理由が分析され、面白い結果が出ています。つまり、うがいをする時には必ず手も洗います。この手洗いによって手に付いた菌やウイルスが除去されるからだというのです。外出から戻った時の手洗いの重要性が分かります。
 マスクも大切です。最近のマスクは細菌を通さない素材になっていますが、ウイルスに対しては特殊なマスクが必要です。でもどのようなマスクでも、着けると鼻を触らなくなります。これは大変有効だと考えられます。マスクをして外出し、マスクを外すと同時に手を洗い、うがいをする。これでかなりかぜが防げるのではないでしょうか。いま心配されている新型インフルエンザが流行しても、これは同じです。
 昔から言われている「かぜ予防にはうがいと手洗い。また外出時にはマスクをしましょう」には十分な根拠があったのです。先人は本当に偉いと思います。