今運動習慣をつける

2020年5月13日

新型コロナウイルスの影響で外出を自粛していらっしゃることと存じます。特に普段から運動不足の方は、体重が増えるのに筋肉量が減ってしまい、心肺機能が低下したり転びやすくなったりします。簡単にできる運動習慣を身に付けましょう。
まずは日頃から運動をほとんどしていない初級者向けの運動です。朝昼晩の食後に食卓などテープルの前の椅子に腰掛けます。椅子に座った状態から,手をテーブルに付き,身体を前に曲げてお尻を椅子から離して膝を伸ばした後、腰を伸ばして立位になります。次に身体を前に曲げてお尻を突き出してからゆっくりと腰を椅子に下ろして座ります。これをゆっくりと10回繰り返します。余裕があれば、20回がんばりましょう。
あまり速くやると膝が痛くなるので、可能な限りゆっくり行ってください。おっくうになるので、食事の後、食卓にいる間にやりましょう。できれば、その場にいる全員で声を出して一緒に実施しましょう。食事とセットにすると,運動習慣になります。
中級者には、食後の歯ブラシスクワットがお薦めです。3食後すぐに歯磨きをしましょう。このとき、歯ブラシを使って歯を磨きながらスクワットをします。力があれば、完全にしゃがみ込むフルスクワットをしますが、腰を少し下ろす程度のハーフスクワットでも構いません。これもなるべくゆっくり実施するのがこつです。歯磨きとスクワットという2つの行為を同時に行うと脳の老化を予防します。これも歯磨きとセットにすることで習慣化します。
上級者は歯ブラシスクワットの他、ジョギングか、歩幅を大きくしたウォーキングをしましょう。ジョギングは10m以上、ウォーキングは5m以上、前の人から離れることがコロナ予防として推奨されています。ジョギングは10分、ウォーキングは20分をめどにしましょう。この程度であれば靴や服装は特別なものはいりません。
コロナ終息には1年以上かかると考えた方がよいでしょう。体力の衰えを予防し、筋力をつければ免疫力の低下を防ぎ、転倒もしにくくなります。これを機会に運動習慣を付け、この難局を乗り越えましょう。