高岡在宅褥創研究会発足の挨拶

 2002年1月から始まった「高岡褥創勉強会」ですが、会の運営をもっと会員の相互協力で行うことで、より地域でのネットワークを強固にするために、会則を定め、研究会として再発足することになりました。
 以下に「高岡在宅褥創研究会」の会則をお示し致します。
 事務局は、高岡駅南クリニック内に置いておりますが、当研究会の運営については冨木医療器株式会社および越屋メディカルケア株式会社にご協力をいただいております。

事務局
〒933-0871 高岡市駅南3-1-8 高岡駅南クリニック内 高岡在宅褥創研究会事務局
TEL:0766-29-1200 FAX:0766-29-1222
運営協力
冨木医療器(株)  高岡営業所  TEL:0766-26-7111 FAX:0766-26-7151
越屋メディカルケア(株) 本部  TEL:076-255-0600 FAX:076-255-3603

入会申込フォーム

  パソコン等で申込の方はこちら → https://bit.ly/takajokuken

QRコード

会則

(2007年3月15日)
(2010年1月21日改定)
(2021年3月18日改定)
(2021年5月20日改定)

第一条(名称)
本会は「高岡在宅褥創研究会」(以下、本会と略す)と称する。
第二条(目的)
本会は、高岡地区の在宅褥創や創傷に対するケアの質を高め、また患者と家族の負担や苦痛を軽減することを目的としている。そのため、在宅褥創・創傷ケアに携わる全ての人の知識と技術の向上を目指すとともに、施設間・職種間における情報交換を円滑かつ活発に行える環境を作ることを目的に会を運営する。
第三条(事業)
本会は前条(第二条)の目的を達成するために定期研究会の開催及び必要な事業を行う。
定期研究会は、奇数月第3木曜日に年5回開かれる。ただし、やむを得ない理由があれば、中止あるいは変更を行う。
定期研究会では、毎回講演と症例提示を行い、現在進行中の問題についてディスカッションを行う。広く会員以外も対象として、適宜公開シンポジウムを開催できる。
研究会の講演動画、報告は研究会ウェブサイトに随時アップロードする。但し、症例検討はサイトへのアップロードを行わない。
第四条(会員)
高岡地区における本会の主旨に賛同する医師、訪問看護ステーションや介護保険施設に勤務する者、あるいは在宅褥創・創傷ケアに関係する者及び団体をもって会員とする。定期研究会に参加したものは、基本的に会員の資格を有する。会費は無料とする。
本会の趣旨に賛同し、年会費を納付した企業は賛助会員とする。
第五条(役員)
本会の円滑な運営を図るために各施設ごとに1名の施設代表者をおく。正会員の中から会長および幹事を選出する。
  1. 会長(1名)
    本会の業務を総理し、本会を代表する。
    会長は定期研究会の案内をメールにて会員に告知する。
  2. 会員
    会員は定期研究会への参加を事前に登録する。
  3. 施設代表者(各施設1名)
    施設代表者は定期研究会において症例発表を行う。(1〜3施設)
    施設代表者間で発表施設の順番を調整する。
  4. 幹事(若干名)
    本会の事務運営を統率するとともに、本会の会計報告を監査する。
第六条(議決)
本会の議決は、隔月に開かれる定期研究会において行う。
会長は幹事と議決事項について検討し、定期研究会において議決する。
本会の議決権は定期研究会に参加した会員が持つ。
第七条(賛助会員)
年会費1万円を支払済の賛助会員は定期研究会にて展示を行うことができる。また希望があれば、研究会開始前に5分程度で現地またはオンラインでの商品説明等を行うことができる。賛助会員の期間は4月1日から翌年3月31日を1年とし、年間契約とする。年度途中での会員登録の場合も日割り計算は行わない。
第八条(会計)
会計は、賛助会員年会費、寄付金等をもって充てる。 本会の事業計画および、これに伴う収支決算は、定期研究会の承認を得るものとする。 本会の会計年度は4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる。
第九条(事務局)
本会の事務局は高岡駅南クリニック内に置き、事務運営を円滑に遂行する。
第十条(会則変更)
本会則の変更は定期研究会の決議を経なければならない。
付則
本会会則は、2007年3月15日より実施する。

症例発表用フォーム

症例発表用フォーム(63 KB)

症例発表用フォーム(45 KB)

※ご自由にダウンロードしてお使いください。

高岡褥創勉強会の挨拶文

  高岡褥創勉強会は2002年1月17日から、奇数月に開いています。
 この勉強会は、高岡地区の在宅における褥創患者さんへのケアの質を高めることで、褥創を持つ患者さんと家族の皆さんの苦痛を軽減することを目的としています。そのためには、在宅医療や介護に関係するさまざまな施設および職種間において、情報交換を活発に行い、助け合いを円滑にすることが大切です。
 具体的には、この勉強会において、最新の褥創ケアの方法を勉強し、実践し、そして現在進行中の問題点をここで発表し、みんなで考えながら解決策をさがしていくことだと思います。
 私は、褥創および創傷ケアに関して最新の知識と技術および経験を得るチャンスに恵まれ、いろいろなところで講演をしたり、雑誌から執筆の依頼を受けて参りました。生まれ故郷の富山県に戻ったのは1991年ですが、富山でも創傷や褥創の新しいケアを広めようと勉強会などを不定期で開いてきました。そして、1997年にここ高岡においてクリニックを開業し在宅の創傷・褥創ケアを本格的に始めました。そこでがく然としたのは、10年近く富山県で頑張ったつもりが、実は空回りで在宅ケアはほとんど変わっていないことに気がつきました。
 そこで、在宅に携わる、しかも高岡市の私のクリニックから簡単に行ける狭い範囲で仲間を集うことにしました。そして私もよく解っていない在宅褥創の勉強会をして、地域のレベルアップを図るとともに、いろいろな問題について教えてもらい、一緒に考えていきたいと感じました。そして始めたのがこの勉強会です。
 したがって、この高岡褥創勉強会は「在宅」がキーワードとなったクローズドな会です。構成員は、介護施設・訪問看護ステーションなどの看護職の方、介護施設などの管理栄養士、ケアマネージャー(在宅支援専門員)、在宅医療を行っている医師や歯科医師、その他在宅医療や介護を行っている方です。
 毎回、最新の褥創・創傷用具の企業の展示が行われています。会の進行は、まず私の方から褥創ケアに必要な知識について、30分の講義を行います。そのあとで、在宅で行われた症例の提示を2~3例出してもらい、ディスカッションをします。会は2時間予定していますが、進行の不手際でいつも少しオーバーしてしまいます。
 話し合う内容は、現場ならではの大変ユニークな視点を持っており、毎回新鮮な勉強をさせてもらっています。症例についてはプライバシーの点等制約があるため、ここでは私の講義録をPDFにしてお示しいたします。


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